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dh_auto_clean - ビルド後、自動的にビルドディレクトリを消去する
dh_auto_clean [build system オプション] [debhelper オプション] [-- パラメータ]
dh_auto_clean はパッケージビルド完了後に自動的にディレクトリを消去しようとする debhelpr プログラムです。このプログラムはパッケージのビルドに必要なビルドシステムを割り出し、それに適したコマンドを実行する事で消去を行います。例えば、Makefile が存在し、かつ、そのファイルの中に distclean, realclean, clean ターゲットが存在する場合、make を実行することにより消去を行います (あるいは、MAKE 環境変数が設定されている時も同様です)。もし setup.py や Build.PL が存在するのであれば、これらを実行してパッケージビルドディレクトリを消去します。
このコマンドは約 90 %のパッケージにて動作するように作られています。もし、うまく動作しないようなパッケージに遭遇した場合、間違った clean ターゲットを使おうとしてしまうような場合、dh_auto_clean をまったく使わずに、手動で makeclean を実行するのをお勧めします。
"ビルドシステム用オプション" in debhelper(7) には、よく使われるビルドシステムと、制御オプションが列挙されています。
このプログラムは debhelper の一部です。
Joey Hess <joeyh@debian.org>
2019-02-23 | 12.1.1 |