名称

jl_connect_lang()	環境を作る。

形式

#include "jllib.h"
struct wnn_env *
jl_connect_lang(env_n, server_n, lang, wnnrc_n,
				error_handler, message_handler, timeout)
char *env_n;			/* 環境名 */
char *server_n;			/* サーバ名 */
char *lang;			/* ランゲージ */
char *wnnrc_n;			/* wnnrcファイル名 */
int  (*error_handler)();	/* エラー・ハンドラ */	
int  (*message_handler)();	/* メッセージ・ハンドラ */	
int timeout;			/* タイムアウト時間 */

機能

新しい環境を指定されたサーバ server_n 上に指定された環境名 env_n で作り、 環境を返す。 サーバとコネクトされていない場合は、コネクションを張る。 既にその環境が存在する時には、その環境を返す。

lang で、変換対象の言語を指定する。詳細は、js_open_lang を参照。

server_n が、null ポインタ、あるいは、null の場合、serverdefs ファイル中の lang が一致する行を参照し、その第2項のホストに 接続しようとする。その接続ができなかった場合、あるいは、第2項 のホストがNULLの場合、unix domain の socket で接続しようとする。

初期化ファイル wnnrc_n が指定された場合、ファイル中の初期化を行なう。 初期化を行なわない場合は、wnnrc_n に NULL を指定する。jl_open 参照。 エラー・ハンドラ error_handler、メッセージ・ハンドラ message_handler を 用いる。jl_dic_add 参照。

timeout(秒)以内に、サーバと接続できない場合は、接続を中断し異常終了する。 タイムアウトの設定のために、SIGALARM を使用している。 timeout が 0 または、負の場合は、SIGALARM を使用しない。 js_connect を参照。

リターンバリュー

正常終了時には、環境を返す。
異常終了時には NULL を返す。

使用上の注意

タイムアウトには、SIGALARM を使用しているので、注意が必要である。 SIGALARM を使用しない場合には、timeout に 0 を設定しなければならない。