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nss - 名前サービス切り替え (Name Service Switch) の設定ファイル
パスワードやグループのデータベースなどのシステムデータベースからのデータ取得の関数の呼び出しは、 GNU C ライブラリの名前サービス切り替えの実装により処理される。 提供されている様々なサービスは個別のモジュールにより実装されており、 各モジュールは本質的に大きく異なっている。
GNU C ライブラリでのデフォルト実装は、 デフォルトでは保守的になっており、 安全でないデータは使用しない。 これはいくつかの状況、 特にデータベースが大きい場合、では非常にコストがかかることがある。 いくつかのモジュールでは、 安全であると分かっている場合、 システム管理者がショットカットを使うようにすることができる。 この前提が正しいことを保証するのはシステム管理者の責任である。
他には実装が時間を追って変化しているモジュールもある。 モジュールの実装がメモリー使用量を優先してスピードを犠牲にしていた場合、 優先度を変更すると問題が起こる場合がある。
/etc/default/nss ファイルには変数がいくつかある。 各変数は一つもしくは複数の NSS モジュールの動作を制御する。 ホワイトスペースは無視される。 '#' で始まる行はコメントとして扱われる。
現在のところ認識される変数は次の通り。
/etc/default/nss
デフォルト設定は、 以下の設定ファイルと同じである。
NETID_AUTHORITATIVE=FALSE SERVICES_AUTHORITATIVE=FALSE SETENT_BATCH_READ=FALSE
nsswitch.conf
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2013-02-13 | Linux |