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GFARMBB(1) Gfarm GFARMBB(1)

gfarmbb - Gfarm/BB(Gfarm burst buffer)を構築・撤去する

gfarmbb [options] mode

Gfarm/BBは計算ノードのローカルストレージを用いる、一時的なオンデマンド ユーザレベルファイルシステムです。 gfarmbbはGfarm/BBの構築、撤去を行い ます。modeには、startかstopかstatusを指定します。modeがstartのとき、 Gfarm/BBを利用するための環境変数が表示されます。Gfarm/BBに対しGfarmコ マンドを用いるためには、次のように環境変数を評価します。

% eval `gfarmbb start`

原則的に、start, stop, statusについて同じオプションを指定して下さい。

-mpi mpirun_cmd

Gfarm/BBをMPIを用いて構築します。 mpirun_cmdはGfarm/BBの構築とgfsd の起動に用いられるMPIのコマンドラインを指定します。本オプションは -confオプションと共に用います。本オプションが指定された場合、-eオプ ションと-hオプションは無視されます。

-e

gfmdを別ノードで実行します。gfmdはgfarmbbを実行したホストで実行さ れますが、gfmdを起動したノードではgfsdを起動しません。本オプション は、N+1ホストが割り当てられ、ホストファイルの最後のノードでgfarmbb を起動することを想定しています。本オプションはstartの時だけ有効です。

-h hostfile

計算ノードのホスト名のリストを含む hostfileを指定します。

-scr scratch_dir

Gfarm/BBを構成するための各計算ノードのスクラッチディレクトリを指定 します。指定されたディレクトリが存在しない場合は作成されます。また このディレクトリ以下のファイルはgfarmbb stopで削除されます。 デフォルトは/tmp/gfarmbb-scratchです。

-conf conf_dir

Gfarm/BBの設定ファイルを一時的に保持するためのディレクトリを指定し ます。本ディレクトリは全計算ノードからアクセスできる必要があります。 指定されたディレクトリが存在しない場合は作成されます。またこのディ レクトリ以下のファイルはgfarmbb stopで削除されます。

-l

ログインノードからGfarm/BBのアクセスを可能とします。このオプション をつけるとホームディレクトリにGfarm/BBの設定ファイルを作成します。 設定ファイルのパス名は$HOME/.gfarm2rc-$IDとなります。IDは計算ノー ドのホスト名とプロセスIDで構成されます。Gfarm/BBをアクセスする場合 は、この設定ファイルをGFARM_CONFIG_FILE環境変数で指定します。

-L log_dir

ログディレクトリを指定します。指定されたディレクトリが存在しない場 合は作成されます。gfmd, gfsdのログファイル名はそれぞれgfmd-$ID.log, gfsd-$ID.logです。デフォルトはスクラッチディレクトリ/logです。本オ プションはstartの時だけ有効です。

-m mount_point

このオプションが指定されたとき、構築したGfarm/BBは指定されたマウン トポイントにマウントされます。mount.gfarm2fsが必要です。また、本オ プションはstartの時だけ有効です。

-p period

Gfarm/BBの共有鍵の有効期間を秒単位で指定します。有効時間はジョブ実 行時間より長くする必要があります。デフォルトは86400秒(1日)です。 本オプションはstartの時だけ有効です。

-c

Cシェルのコマンドを出力します。本オプションはstartの時だけ有効です。

-s

Bourneシェルのコマンドを出力します。本オプションはstartの時だけ有 効です。デフォルト設定です。
4 Oct 2019 Gfarm