lxc-autostart(1) | lxc-autostart(1) |
lxc-autostart - 自動起動の設定がされたコンテナの開始/停止/kill
lxc-autostart
[-k] [-L] [-r] [-s] [-a] [-A] [-g groups] [-t timeout]
lxc-autostart は lxc.start.auto が設定されたコンテナの処理を行います。 ユーザがコンテナの開始、シャットダウン、kill、再起動を、設定した時間間隔で、設定した順番で行えるようにします。 lxc.group でのフィルタリングによって、もしくは定義された全てのコンテナを実行します。 何の動作も行わず、対象のコンテナ (とコンテナに設定された起動待機時間) のリストを表示するリストモードを外部ツールから使用することも可能です。
[-r], [-s], [-k] オプションは実行する動作を指定します。何も指定しない場合は、コンテナを起動します。 [-a], [-g] は、どのコンテナを対象にするかを指定するのに使います。デフォルトでは、lxc.group が指定されていないコンテナにだけが対象となります。 [-t TIMEOUT] はコンテナが完全にシャットダウンもしくはリブートを待つ最大時間を指定します。
lxc-autostart コマンドは、LXC システムサービスがホストシステムのブートおよびシャットダウン時に実行するように有効化されているとき、LXC システムサービスの一部として使用されます。 このコマンドはホストシステムのブート時に、どのコンテナをどういう順番で、それぞれのコンテナの起動間隔をどれくらい開けるかを選択するのに使います。
コンテナはいくつでもグループに属することができ、全く属さないことも可能です。特別なグループが 2 つ存在します。1 つは NULL グループです。これはどのグループにも属さないコンテナです。もう 1 つは "onboot" グループです。
LXC サービスが有効になった状態でシステムがブートすると、最初に "onboot" グループのメンバーである lxc.start.auto == 1 が設定されたコンテナを起動しようとします。起動は lxc.start.order の順に起動します。 lxc.start.delay が指定されている場合、現在対象となっているコンテナに初期化の時間を与え、ホストシステムの負荷を低減するために、次のコンテナを開始させるまでに遅延時間を与えます。 "onboot" グループのメンバーが開始した後、LXC システムは lxc.start.auto == 1 が設定された、どのグループのメンバーでもない (NULL グループの) コンテナのブートを onboot グループのコンテナと同様に開始します。
これは以下と等価です: -g onboot -g ""
これは以下と等価です: -g dns,web -g ,onboot もしくは -g dns -g web -g "" -g onboot
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc-execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc-info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)
Stéphane Graber <stgraber@ubuntu.com>
2023-02-19 |