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lxc-execute - コンテナ内でのアプリケーションの実行
lxc-execute
{-n name} [-d] [-f config_file] [-s KEY=VAL] [-u, --uid
uid] [-g, --gid gid] [-- command]
lxc-execute は指定した command を、name で指定したコンテナ内で実行します。
このコマンドは、lxc-create コマンドであらかじめ定義した設定、もしくはパラメータとして与えた設定ファイルを元にコンテナをセットアップします。 もし設定が定義されていない場合、デフォルトの隔離を使用します。
このコマンドは主に、素早く単一のアプリケーションを隔離された環境で動作させたい時に使います。
lxc-execute は、lxc-init を間にはさんで、コンテナ内で特定のコマンドを実行します。 lxc-init は、指定されたコマンドが実行された後は、そのコマンドの終了と、そのコマンドから生成された全てのプロセスの終了を待ちます (これにより、コンテナ内でデーモンのサポートが可能になります)。 言いかえると、コンテナ内では lxc-init が pid 1 となり、アプリケーションの最初のプロセスの pid が 2 となります。
前述の lxc-init は、受け取ったシグナルを開始したコマンドに送るように設計されています。
もしコンテナ作成前に (lxc-create によって) あらかじめ設定ファイルが指定されている場合であっても、指定した設定ファイルが使われます。
このオプションは、command にオプションを指定したいときに、lxc-execute がそのオプションを読み取ってほしくないときに役に立ちます。
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。
このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。
(lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc-execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc-info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)
Daniel Lezcano <daniel.lezcano@free.fr>
2023-02-19 |