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FINITE(3) Linux Programmer's Manual FINITE(3)

名前

finite, finitef, finitel, isinf, isinff, isinfl, isnan, isnanf, isnanl - BSD の浮動小数点分類関数

書式

#include <math.h>

int finite(double x);

int finitef(float x);
int finitel(long double x); int isinf(double x);
int isinff(float x);
int isinfl(long double x); int isnan(double x);
int isnanf(float x);
int isnanl(long double x);


glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

finite(), finitef(), finitel():

_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
isinf():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE;
or cc -std=c99

isinff(), isinfl():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
isnan():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE || _ISOC99_SOURCE;
or cc -std=c99
isnanf(), isnanl():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 600

説明

関数 finite(), finitef(), finitel() は、 x が無限大や無効値 (NaN) のいずれでもない場合に 0 以外の値を返し、 それ以外の場合は 0 を返す。

関数 isnan(), isnanf(), and isnanl() 関数は、 x が NaN の場合 0 以外の値を返し、 それ以外の場合は 0 を返す。

関数 isinf(), isinff(), isinfl() は、 x が正の無限大であれば 1 を返し、x が負の無限大で あれば -1 を返す。それ以外の場合は 0 を返す。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

関数 finite(), finitef(), finitel(), isinf(), isinff(), isinfl(), isnan(), isnanf(), isnanl() はスレッドセーフである。

注意

これらの関数は廃止された点に注意すること。 C99 では、これらの置き換えとして (どんな型にも適用できる) isfinite(), isinf(), isnan() というマクロが定義されている。 さらに C99 の isinf() は返り値に関して弱い意味での保証しかないことにも 注意すること。詳細は fpclassify(3) を参照。

関連項目

fpclassify(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2013-07-22