DIV(3) | Linux Programmer's Manual | DIV(3) |
div, ldiv, lldiv, imaxdiv - integer 型の割算の商と余りを計算する
#include <stdlib.h> div_t div(int numerator, int denominator);
ldiv_t ldiv(long numerator, long denominator);
lldiv_t lldiv(long long numerator, long long denominator); #include <inttypes.h> imaxdiv_t imaxdiv(intmax_t numerator, intmax_t denominator);
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
lldiv():
div() 関数は numerator/denominator の値を計算する。 商と余りは、 quot (商) と rem (余り) という名前の 2 つの integer 型メンバを含む div_t という構造体の中に返される (メンバの順番は不定である)。 商は 0 に近い方に丸められる。 結果は quot*denominator+rem = numerator を満たす。
ldiv(), lldiv(), imaxdiv() 関数は同様な動作をし、 上に示した型の数値を割算して、上に示した名前の構造体に結果を返す。 どの場合でもフィールド quot と rem は、 関数の引き数と同じ型である。
div_t (などの) 構造体。
関数 div(), ldiv(), lldiv(), imaxdiv() はスレッドセーフである。
SVr4, 4.3BSD, C89, C99. 関数 lldiv() と imaxdiv() は C99 に追加された。
以下の式を計算すると、
div_t q = div(-5, 3);
q.quot と q.rem はそれぞれ -1 と -2 になる。
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2013-07-05 |