MALLOC_USABLE_SIZE(3) | Linux Programmer's Manual | MALLOC_USABLE_SIZE(3) |
malloc_usable_size - ヒープから確保したメモリーブロックのサイズを取得する
#include <malloc.h>
size_t malloc_usable_size (void *ptr);
malloc_usable_size() 関数は、 ptr が指すブロックで使用可能なバイト数を返す。 ptr は、malloc(3) や同様の関数で割り当てられたメモリーブロックへのポインターである。
malloc_usable_size() は ptr が指す割り当て済みメモリーブロックで使用可能なバイト数を返す。 ptr が NULL の場合、 0 が返される。
malloc_usable_size() 関数はスレッドセーフである。
この関数は GNU による拡張である。
malloc_usable_size() が返す値は、 要求された割り当てサイズよりも大きい場合がある。 これは、メモリーアラインメントと最小サイズの制約のためである。 この超過バイトをアプリケーションは悪影響なしで上書きすることができるが、 これを行うのはプログラミングマナーとしてはよいこととは言えない。 アプリケーションの超過バイトの量は、内部の実装に依存する。
この関数の主な使用目的はデバッグと内部調査である。
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2014-06-13 | GNU |