CHOWN(1) | ユーザーコマンド | CHOWN(1) |
chown - ファイルの所有者とグループを変更する
chown [OPTION]...
[OWNER][:[GROUP]] FILE...
chown [OPTION]... --reference=RFILE FILE...
このマニュアルページでは GNU バージョンの chown について説明しています。 chown は指定された各ファイルのユーザとグループの所有権を変更します。 所有者 (ユーザ名か数値のユーザ ID) だけが指定された場合、そのユーザが 指定された各ファイルの所有者に設定されます。ユーザ名の後ろにコロン (':') と グループ名 (もしくは数値のグループ ID) が続く場合、ファイルのグループ も設定されます (所有者とコロン以降の間にスペースを入れてはいけません)。 ユーザ名の後ろにグループ名なしでコロンだけが続く場合、 ファイルの所有者がそのユーザに変更され、ファイルのグループが そのユーザのログイングループに変更されます。 ユーザ名は指定されず、コロンとグループだけが指定された場合、 ファイルのグループだけが変更されます。 この場合、chown は chgrp と同じ機能を実行していることになります。 コロンだけが指定された場合や、処理対象が空の場合、所有者もグループも変更されません。
各 FILE の所有者とグループを OWNER と GROUP に変更します。 B<--reference> が指定された場合、各ファイルの所有者とグループと RFILE と同じものに変更します。
以下のオプションを使うと、-R オプションが併せて指定されたときにどのように 階層を辿るかの動作を変更できます。複数のオプションが指定された場合は、 最後に指定されたオプションだけが有効になります。
所有者の指定が無い場合には、所有者は変更されません。 グループの指定が無い場合には、グループは変更されません。 ただし、OWNER の名前の後ろに ':' が指定された場合には、 グループはその OWNER のログイングループに変更されます。 OWNER と GROUPS には名前だけでなく数値も指定できます。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> chown の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/chown> にあります。 ローカルでは info '(coreutils) chown invocation' で参照できます。
作者 David MacKenzie および Jim Meyering。
Copyright © 2016 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later
<http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
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chown の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および chown のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2016年2月 | GNU coreutils |