名前
warnquota - quota
を超過したユーザーにメールを送る
書式
warnquota [ -ugsid ] [ -F quotaformat
] [ -q quotatab ] [ -c configfile ] [ -a
adminsfile ]
説明
warnquota
は各ファイルシステムのディスク
quota を調べて、
制限に達したユーザーに警告メッセージのメールを送る。
通常は cron(8)
を用いて実行される。
- -F
quotaformat
- 指定されたフォーマットで設定を行う
(つまり、フォーマットの自動判定を行わない)。
指定可能なフォーマット名は以下の通り:
vfsold (バージョン 1 の quota),
vfsv0 (バージョン 2 の quota),
rpc (NFS 越しの quota), xfs (XFS
ファイルシステム上の
quota)。
- -q quotatab
- デバイス記述文字列を書いたファイルとして、
/etc/quotatab ではなく quotatab
を使う
(書式は例のファイルを参照すること)。
- -c configfile
- 設定ファイルとして、
/etc/warnquota.conf ではなく
configfile を使う
(書式は例のファイルを参照すること)。
- -a adminsfile
- グループの管理者を書いたファイルとして、
/etc/quotagrpadmins ではなく
adminsfile を使う。
- -u
- ユーザーが quota
を超過していないかを調べる
(これがデフォルトである)。
- -g
- グループが quota
を超過していないかを調べる。
グループが quota
を超過している場合、
/etc/quotagrpadmins
で指定されているユーザーにメールが送られる。
- -s
- 使用容量・使用
inode・使用限度を、デフォルトの単位ではなく、
より適切な単位で報告する。
- -i
- automount
でマウントされたマウントポイントを無視する。
- -d
- E メールに quota
のレポートを添付しない。
ファイル
- aquota.user
- ファイルシステムのルートに置かれた
quota ファイル
(バージョン 2 の quota, XFS
以外のファイルシステム)。
- quota.user
- ファイルシステムのルートに置かれた
quota ファイル
(バージョン 1 の quota, XFS
以外のファイルシステム)。
- /etc/warnquota.conf
- 設定ファイル。
- /etc/quotatab
- デバイスの記述。
- /etc/quotagrpadmins
- グループの管理者。
- /etc/mtab
- デフォルトのファイルシステム。
- /etc/passwd
- デフォルトのユーザーのセット。
著者
warnquota(8) は Marco van Wieringen
<mvw@planets.elm.net>
によって書かれ、 Jan Kara
<jack@suse.cz>
によって修正された。
このリファレンスページは
Heiko Schlittermann <heiko@lotte.sax.de>
によって書かれ、 Jan Kara
によって修正された。