MKVINFO(1) | 利用者命令 | MKVINFO(1) |
mkvinfo - Matroskaファイル中の要素についての情報を表示します。
mkvinfo [オプション] {原ファイル名}
このプログラムは、Matroskaファイルに格納されている全ての要素の一覧を表示します。出力を制限して、使用している符号器についての情報を含むファイル中のトラックを一覧することもできます。
-a, --all
-c, --checksums
-o, --continue
-p, --hex-positions
-P, --positions
-s, --summary
-t, --track-info
-x, --hexdump
-X, --full-hexdump
-z, --size
--command-line-charset 文字集合
--output-charset 文字集合
-r, --redirect-outputファイル名
--ui-language 符号
--abort-on-warnings
--debug 題目
--engage 機能
--gui-mode
-v, --verbose
-h, --help
-V, --version
@オプションファイル.json
-vオプションでmkvinfo(1)の冗長度を引き上げ、現行ファイルについてのより詳しい情報を表示させることができます。
水準0では、見付けたトラック頭部とその種類のみを出力します。mkvinfo(1)は、頭部を完全に解析し終るとすぐ(技術的詳細: 最初の団体を検出した直後)に終了します。この水準では送り頭部項目および演奏指令は、たとえトラック情報の前に位置していても表示されません。
水準1では、ファイル全体に渡ってMatroska要素を全て表示しますが、送り頭部項目および演奏指令項目は表示しません。要約モードが有効であった場合は、mkvinfo(1)はこま位置も同様に出力します。
<options>--continue</options>オプションを指定することでも同じ効果を及ぼせます。
水準2では、送り頭部項目、演奏指示項目、および見付けた各Matroska要素のファイル位置もまた表示します。
<options>--positions</options>オプションを指定することでも同じ効果を及ぼせます。
水準3以上では、Matroska要素に直接関係しない情報もいくつか表示します。その他の要素については、見付けたもののみ表示します。水準3では虫取りをしやすいようにメタ情報を附加します(必読: これはもっぱら開発者向けです)。水準3で書き出された全ての行は、篩に掛けやすいように角括弧で囲まれています。
MKVToolNix一式の全ての操作機が文字集合変換、入出力、命令行、操作卓上の文字集合をどのように処理するかについての詳細な議論については、mkvmerge(1)の便覧にある同名の節をご覧ください。
mkvinfo(1)が返す終了番号には3種類あります:
mkvinfo(1)は機構の地域特性を決める既定変数(例:LANGやLC_*系列)を使用します。追加の変数:
MKVINFO_DEBUG、MKVTOOLNIX_DEBUGとその省略形MTX_DEBUG
MKVINFO_ENGAGE, MKVTOOLNIX_ENGAGEとその短縮形MTX_ENGAGE
mkvmerge(1), mkvextract(1), mkvpropedit(1), mkvtoolnix-gui(1)
最新版は常にMKVToolNixの拠点[1]で入手できます。
Bunkus Moritz[FAMILY Given] <moritz@bunkus.org>
2021-01-04 | MKVToolNix 52.0.0 |