名称
atod EUC形式辞書 → バイナリ辞書ヘの変換
形式
/usr/local/bin/Wnn4/atod [-s 語数] [-R] [-S] [-U] [-r] [-N] [-n]
[-P パスワードファイル名] [-p 頻度パスワードファイル名]
<バイナリ辞書ファイル名>
機能
- atod は、標準入力の EUC
形式辞書をバイナリ辞書形式に変換して、指定さ
れたファイルに出力する。デフォルトの
EUC 形式は、UJIS
形式である。 UJIS
以外の EUC
形式の辞書を変換する場合は、環境変数
CSWIDTH を 設定する。CSWIDTH
のフォーマットは以下の通り。
CSWIDTH=b1[:c1][,b2[:c2][,b3[:c3]]]
"b1-b3"
は、それぞれのコードセットのバイト数。(SS2とSS3は除く)
"c1-c3"
は、それぞれのコードセットのカラム数。
"b1" と "c1"
は、コードセット1に対するもの。
"b2" と "c2"
は、コードセット2に対するもの。
"b3" と "c3"
は、コードセット3に対するもの。
UJIS の場合の CSWIDTH は 2,1,2
である。
-s
は、割当てるメモリの量を指定するオプションであるが、通常は指定する必要
はない。atod
がメモリ領域不足のメッセージを表示して終了した場合に、-s
を
指定して再実行させる。
以下のオプションによって、動作を指定する。
- -s
- 辞書の語数より少し大きい数字を指定する。デフォルトは
70000 である。
- -R
- EUC
形式辞書を逆変換形式辞書に変換する。(デフォルト)
- -S
- EUC
形式辞書を固定形式辞書に変換する。
- -U
- EUC
形式辞書を登録可能形式辞書に変換する。
- -r
- EUC
形式辞書を変換するときに、読みと漢字を反転する。
- -P
- 辞書パスワードのファイル名を設定できる。
- -p
- 頻度部分のパスワードのファイル名を設定できる。
- -N
- 辞書のパスワードを"*"に設定できる。
- -n
- 頻度ファイルのパスワードを"*"に設定できる。