lxc-ls -
システム上に存在するコンテナのリスト表示
lxc-ls
[-1] [--active] [--frozen] [--running] [--stopped] [--defined] [-f] [-F
format] [-g groups] [--nesting=NUM]
[--filter=regex]
説明
lxc-ls
はシステム上に存在するコンテナをリスト表示します。
オプション
- -1
- 1 行に 1
エントリ表示します。(/dev/stdout
が tty
でない場合のデフォルト)
- --active
- アクティブなコンテナのみリスト表示します。(--frozen
--running と同じです)
- --frozen
- 凍結 (frozen)
状態のコンテナのみをリスト表示します。
- --running
- 実行 (running)
状態のコンテナのみをリスト表示します。
- --stopped
- 停止状態のコンテナのみをリスト表示します。
- --defined
- 定義済みのコンテナ
(設定ファイルが存在するコンテナ)
のみを表示します。
- -f,--fancy
- 装飾付きのカラムベースの出力を使用します。
- -F,--fancy-format
format
- 装飾付き出力で表示するカラムのコンマ区切りのリスト。デフォルトで表示される項目と指定可能な項目名は
--help
オプションで確認してください。
- -g,--groups
groups
- 表示させるコンテナグループのコンマ区切りのリスト。このオプションは複数回指定することもできます。
- --nesting=NUM
- ネストしたコンテナを表示します。引数として数字を指定することで、表示するネストのレベルを指定できます。
- --filter=regex
- lxc-ls
に与える、コンテナ名に対して適用する正規表現です。フォーマットは
POSIX
拡張正規表現です。--filter
を明示的に使わずに、追加の引数として与えることもできます。
共通オプション
ここで紹介するオプションは
lxc
コマンドの大部分で共通のものです。
- -?, -h, --help
- 通常より長い使い方のメッセージを表示します。
- --usage
- 使い方を表示します。
- -q, --quiet
- 出力を抑制します。
- -P,
--lxcpath=PATH
- デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは
/var/lib/lxc です。
- -o,
--logfile=FILE
- 追加のログを FILE
に出力します。デフォルトは出力しません。
- -l,
--logpriority=LEVEL
- ログの優先度を LEVEL
に設定します。デフォルトの優先度は
ERROR
です。以下の値を設定可能です:
FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。
このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr
への ERROR
イベントのログには影響しません。
- -n,
--name=NAME
- NAME
という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
- --rcfile=FILE
- コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。
(lxc-create 経由で)
前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
- --version
- バージョン番号を表示します。
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1),
lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1),
lxc-execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1),
lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1),
lxc-info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1),
lxc-attach(1), lxc.conf(5)
履歴
元は Daniel Lezcano と Serge Hallyn
によりシェルスクリプトとして書かれていました。のちに、Stéphane
Graber が Python
で再実装し、拡張しました。その後、Christian
Brauner が C
で再実装し、拡張しました。
作者
Christian Brauner <christian.brauner@mailbox.org>,
Stéphane Graber <stgraber@ubuntu.com>