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opendir, fdopendir - ディレクトリをオープンする
#include <sys/types.h> #include <dirent.h>
DIR *opendir(const char *name); DIR *fdopendir(int fd);
fdopendir():
opendir() 関数は、ディレクトリ name に対応するディレクトリストリームをオープンし、そのストリームへのポインターを返す。ストリームの位置はディレクトリの先頭のエントリーに設定される。
fdopendir() 関数は opendir() と同様だが、オープン済みのファイルディスクリプター fd により参照されるディレクトリに対するディレクトリストリームを返す。 fdopendir() の呼び出しが成功した後は、 fd は実装の内部で使用される。アプリケーションは fd を他の場面で使用すべきではない。
関数 opendir() と fdopendir() はディレクトリストリームへのポインターを返す。 エラーの場合は、NULL が返り、 errno が適切に設定される。
fdopendir() は glibc 2.4 以降で利用可能である。
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
opendir(), fdopendir() | Thread safety | MT-Safe |
opendir() は SVr4 と 4.3BSD に存在し、 POSIX.1-2001 で規定されている。 fdopendir() は POSIX.1-2008 で規定されている。
ファイル名エントリーをディレクトリストリームから読み込むには readdir(3) を使用する。
ディレクトリストリームに対応するファイルディスクリプターは dirfd(3) を使用して取得できる。
opendir() 関数は、 DIR * に対応するファイルディスクリプターの close-on-exec フラグを設定する。 fdopendir() 関数は、ファイルディスクリプターの close-on-exec フラグの設定を変更しない。 fdopendir() の呼び出しが成功した際に、ファイルディスクリプター fd の close-on-exec を設定するかどうかは、 POSIX.1-200x では規定されていない。
open(2), closedir(3), dirfd(3), readdir(3), rewinddir(3), scandir(3), seekdir(3), telldir(3)
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 | GNU |