LDCONFIG(8) | Linux Programmer's Manual | LDCONFIG(8) |
ldconfig - 動的リンカーによる実行時の結合関係を設定する
/sbin/ldconfig [-nNvXV] [-f conf] [-C cache] [-r root] directory...
/sbin/ldconfig -l [-v] library...
/sbin/ldconfig -p
ldconfig creates the necessary links and cache to the most recent shared libraries found in the directories specified on the command line, in the file /etc/ld.so.conf, and in the trusted directories, /lib and /usr/lib (on some 64-bit architectures such as x86-64, /lib and /usr/lib are the trusted directories for 32-bit libraries, while /lib64 and /usr/lib64 are used for 64-bit libraries).
キャッシュは実行時リンカー ld.so または ld-linux.so によって使われる。 ldconfig は処理するライブラリのヘッダー部分とファイル名をチェックし、 どのバージョンに対してリンクを更新すべきかを判断する。
ldconfig は ELF ライブラリの種類 (libc5 か libc6/glibc か) を判断するとき、 そのライブラリがリンクしている C ライブラリを参考にする。
すでに存在しているライブラリの中には、種類を区別するために充分な 情報が含まれていないものもある。 このため /etc/ld.so.conf ファイルでライブラリの形式を指定することができるようになっている。 これは区別不能な ELF ライブラリ「だけ」に用いるものである。 フォーマットは "dirname=TYPE" とする。 ここで TYPE は libc4, libc5, libc6 のいずれかである (この書式はコマンドラインでも使える)。 「スペースを入れてはならない」。 -p オプションも見ておくこと。 ldconfig は通常スーパーユーザー権限で実行しなければならない。 root が所有しているディレクトリやファイルへの書き込み権限が 必要になるからである。
Note that ldconfig will only look at files that are named lib*.so* (for regular shared objects) or ld-*.so* (for the dynamic loader itself). Other files will be ignored. Also, ldconfig expects a certain pattern to how the symlinks are set up, like this example, where the middle file (libfoo.so.1 here) is the SONAME for the library:
libfoo.so -> libfoo.so.1 -> libfoo.so.1.12
Failure to follow this pattern may result in compatibility issues after an upgrade.
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2020-06-09 | GNU |