NGINX(8) | System Manager's Manual | NGINX(8) |
nginx
— HTTP
およびリバースプロキシーサーバー、メールプロキシーサーバー
nginx
[-?hqTtVv
]
[-c
file]
[-e
file]
[-g
directives]
[-p
prefix]
[-s
signal]
nginx
(発音は
“engine x”) は、 HTTP
およびリバースプロキシーサーバー、
メールプロキシーサーバー、汎用的な
TCP/UDP
プロキシーサーバーです。
高性能、安定性、豊富な機能セット、簡単な設定、リソースの低消費という特徴が知られています。
オプションは以下のとおりです。
-?
,
-h
-c
file-e
filestderr
があって、
これは標準エラーへの出力が行われます。-g
directives-p
prefix-q
-s
signalstop
, quit
,
reopen
, reload
のいずれかを指定します。
以下に示す一覧は、
これに対応するシステムシグナルです。
-T
-t
と同様です。
ただしこれに加えて、
設定ファイル内容を標準出力に書き出します。-t
nginx
は、
設定ファイルの文法チェックを行い、
設定ファイル内から参照されているファイルの読み込みを試します。-V
nginx
のバージョン、
コンパイラーバージョン、
configure
スクリプトのパラメーターを表示します。-v
nginx
のバージョンを表示します。nginx
のマスタープロセスは、
以下のシグナルを取り扱います。
SIGINT
,
SIGTERM
SIGHUP
SIGQUIT
SIGUSR1
SIGUSR2
nginx
実行ファイルをその場でアップグレードします。SIGWINCH
ワーカープロセスに対して、 通常の制御を明示的に行う必要がない場合には、 さらに以下のシグナルもサポートしています。
デバッグログを有効にするには、
デバッグ機能が含まれるように
nginx
ビルドを再構成します。
./configure --with-debug
...
そして error_log
のログレベルを
debug
に設定します。
error_log /path/to/log
debug;
特定の IP アドレスに対して、 デバッグを有効にすることもできます。
events { debug_connection 127.0.0.1; }
環境変数 NGINX
は、 nginx
が内部で利用しています。
これはユーザーが直接設定するものではありません。
nginx
のプロセス ID
を保持します。
このファイルの内容は機密情報ではないため、
だれでも見ることができます
(world-readable です)。終了ステータスは、 正常処理時に 0、 処理失敗時に 1 です。
テストの設定ファイルとして ~/mynginx.conf を指定します。 そして PID に対するグローバルディレクティブを用いて、 ワーカープロセス量を設定します。
nginx -t -c ~/mynginx.conf \ -g "pid /var/run/mynginx.pid; worker_processes 2;"
ドキュメント: http://nginx.org/en/docs/
疑問や技術サポートの必要がある場合は、 http://nginx.org/en/support.html に問い合わせてください。
nginx
の開発は
2002
年に開始しました。
初めての公開版は 2004
年 10 月 4
日にリリースしています。
Igor Sysoev <igor@sysoev.ru>
このマニュアルページは、
もともとは Sergey A.
Osokin
<osa@FreeBSD.org.ru>
が、
世界中から寄せられた
nginx
のドキュメントを取りまとめた結果として記述しました。
2020/11/05 | Debian |