PGREP(1) | Linux User's Manual | PGREP(1) |
pgrep, pkill - 名前や各種属性に基づくプロセスの閲覧とシグナル送信
pgrep [-flvx] [-d delimiter] [-n|-o] [-P ppid,...]
[-g pgrp,...]
[-s sid,...] [-u euid,...] [-U uid,...] [-G
gid,...]
[-t term,...] [pattern]
pkill [-signal] [-fvx] [-n|-o] [-P ppid,...] [-g
pgrp,...]
[-s sid,...] [-u euid,...] [-U uid,...] [-G
gid,...]
[-t term,...] [pattern]
pgrep は現在実行中のプロセスを調べ、選択基準 (selection criteria) にマッチするプロセスのプロセス ID を標準出力にリストする。 全ての基準にマッチしなければならない。例えば
pgrep -u root sshd
は、 sshd という名前で、かつ root が所有するプロセスのみをリストする。一方
pgrep -u root,daemon
は、 root または daemon が所有するプロセスをリストする。
pkill は、標準出力にリストする代わりに、 各プロセスに指定したシグナル を送る (デフォルトでは SIGTERM)。
例 1: named デーモンのプロセス ID を表示する。
unix$ pgrep -u root named
例 2: syslog に設定ファイルを再読み込みさせる。
unix$ pkill -HUP syslogd
例 3: 全ての xterm プロセスの詳しい情報を表示する。
unix$ ps -fp $(pgrep -d, -x xterm)
例 4: 全ての netscape の nice 値を上げる。
unix$ renice +4 `pgrep netscape`
マッチに用いられるプロセス名は /proc/pid/stat の出力にある 15 文字までに制限されている。完全なコマンドラインである /proc/pid/cmdline にマッチさせるには -f オプションを用いること。
動作中の pgerp と pkill プロセスは、自分自身には決してマッチしない。
-n, -o, -v は同時に指定できない。 これをしたい場合は私に連絡して欲しい。
消滅したプロセスも報告されてしまう。
ps(1), regex(7), signal(7), killall(1), skill(1), kill(1), kill(2)
pkill と pgrep は Sun の Solaris 7 で導入された。 この実装は完全に互換である。
Kjetil Torgrim Homme <kjetilho@ifi.uio.no>
Albert Cahalan <albert@users.sf.net> が現在の procps コレクションのメンテナである。
バグ報告は <procps-feedback@lists.sf.net> まで送って欲しい。
June 25, 2000 | Linux |