PTHREAD_TESTCANCEL(3) | Linux Programmer's Manual | PTHREAD_TESTCANCEL(3) |
pthread_testcancel - 処理待ちの取り消し要求の配送を要求する
#include <pthread.h> void pthread_testcancel(void); -pthread でコンパイルしてリンクする。
pthread_testcancel() を呼び出すと、呼び出したスレッド内に取り消し ポイント (cancellation point) が作成される。 これにより、これ以外には取り消しポイントを含まないコードを実行して いるスレッドが取り消し要求に対応することができるようになる。
(pthread_setcancelstate(3) を使って) キャンセルが無効になっている 場合や処理待ちの取り消し要求がない場合は、pthread_testcancel() を 呼び出しても何の影響もない。
この関数は値を返さない。この関数の呼び出しの結果、呼び出したスレッドが キャンセルされた場合、この関数が返ることはない。
この関数は常に成功する。
pthread_testcancel() 関数はスレッドセーフである。
POSIX.1-2001.
pthread_cancel(3), pthread_cleanup_push(3), pthread_setcancelstate(3), pthreads(7)
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2014-05-19 | Linux |